こうすれば受かるMBA2012 |
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■基本情報 【ハンドルネーム】 ピラー 【進学先】Cornell (Johnson) 【他の合格校】UNC 【途中辞退】無 【WL】Ross 【不合格校】Tuck、Haas 【年齢・性別】34歳 男 【職歴】商社 【私費/派遣】社費 【最終学歴】私立大学卒 【GPA】2.8 【TOEFL】107(R:27, L:30, S:22, W:28) 【GMAT】700(Q:49, V:36, A:5.5) 【海外経験】海外出張、海外駐在2年 【コ メント】今回恐縮ながら執筆させて頂きます。MBA受験は今となっては本当に良い思い出ですが、この執筆に際してTOEFLの受験記録などをレビューして みて当時の辛く苦しい想いが鮮明に蘇りました。仕事をする傍らで睡眠時間やプライベートの時間を削りながらTOEFL、GMATの勉強をするのは本当に大 変だと思います。最後まで諦めない気持を維持して、前進し続ければ必ず良い結果が出ますので頑張って下さい。 ■ なぜ今MBA? 現場業務経験を通じて一通り習得することができた商社パーソンとしての実務スキルを更に体系的に整理して高めたいと考え始めたのが受験開始の最初のキッカケです。 又、今までの業務経験に含まれていなかった分野(ファイナンス等)の知識とスキルを吸収する事で、経営に必要な知識を網羅的に身に付けたいとも考えました。 更に、これまでの業務経験を通して肌身で感じた商社(及び日本企業)における課題と将来の成長可能性を見出した事もあり、これらの実現に向けて具体的に寄与するためのソフト・ハードスキルを身に付けたいと考えたのもMBA留学の理由です。 MBA受験生は、それまでのキャリアを踏まえた其々のタイミングで「Why MBA」への自らの解に辿り着くと思います。その自分なりのWhy MBAを信じて最後まで頑張ることが重要だと信じています。 ■ スケジュール・費用 <スケジュール> 2010年5月:TOEFLの勉強開始(これ以前にも一般的な英語学習は継続していた) 2010年6月:TOEFL89点。その後なかなか点が上がらず、アゴスのTOEFLコースを受け始める。又、基本的な英語力の向上に必死に取り組む。 2010年11月:TOEFLで106点が出る。その後もTOEFLを受け続けるが、これ以上の点数がなかなか出せず、最終スコアは2011年5月の107点。 2010年12月:TOEFLの学習と並行しながら、アゴスの教材でGMATの勉強を始める。 2011年5月:TOEFLで107点。最終的にこのスコアで提出。 2011年6月:それなりに勉強して自信があったGMATの実力を試すためにGMAT Prepをトライしたところ700点に届かず、アゴスの中山先生の個別指導を受け始める。 2011年6月:アフィアンスに通っていた友人にエッセイカウンセラーを紹介してもらう。 2011年7月:腕試しの意味も込めて受験したGMAT一回目で撃沈。この結果を踏まえて更にアゴスの中山先生の個別指導を受け続ける。 2011年9月:GMAT二回目受験で700点。このスコアで最終提出。 2011年9月〜11月:エッセイ作成準備、Cornell、Ross、Tuck、Haasをビジット。 2011年11月:UNCに出願 2012年1月:Cornell、Ross、Tuck、Haasに出願。 2012年2月:UNCから合格通知を頂く。 2012年3〜6月:Tuck、Haasから不合格通知。ある朝、CornellのAdmissionから携帯に直接電話があり、「是非来てほしい」との言葉を貰い、受験終了。 <費用> 予備校代、テスト受験料、テキスト・教材費用、キャンパスビジットのコスト、出願費用、を中心としてその他の諸雑費を全て含めると200万円〜300万円以上はかかっていると思います。 ■ 予備校選び <TOEFL、GMAT> 予備校はTOEFLもGMATもアゴスにお世話になりました。 TOEFL の一通りのノウハウを知りたくて先ずアゴスのTOEFLコースを受講しました。TOEFLを受験していく中で個人的に気が付いたのは、TOEFLは、アゴ スのコースで一通りのノウハウを学習しておけば、あとは結局実際の英語力次第でスコアが決まる向きもあるという事です。TOEFLスコアメイクには、どこ の予備校かという事も極めて重要ですが、これと同様に如何に自信の英語力を本質的に高めるかも非常に重要だと思います。 アゴスでGMATコースを受講していく流れの中で、同校の中山先生の個別レッスンを受けさせて頂くことになり、中山先生には既定の個別レッスンの枠を半ば超えたような熱心なご指導を頂き、本当にお世話になりました。 <エッセイ他> 友 人に紹介してもらったアフィアンスの土佐先生とエッセイカウンセラー(本人希望により個人名は伏せます)の方に大変お世話になりました。極めて精神的な話 になりますが、ここで知り合ったMBA受験仲間と情報交換(苦しみの共有)をすることで、辛く長いMBA受験を最後までやりきる事ができましたので、 MBA受験仲間を作る事は絶対に重要だと思います。MBA受験仲間とは留学中の今も繋がっていて良い友人です。 エッセイカウンセラーは他 数名のカウンセラーにもお会いしましたが、「自分自身の考えとのフィット」を基準として決断しました。エッセイカウンセラーは、受験最後の山場である「出 願」という重要局面で共に闘うパートナーになりますので、本当に信頼でき且つ強いフィットを感じる方を選ばれるべきだと思います。私の場合は、ご縁ともい える強いフィットをエッセイカウンセラーに感じる事ができましたので、私の中では一回目の面談で即決でしたし、その決断は間違っていませんでした。信頼で きるエッセイカウンセラーに幸いにも出会う事ができたからこそ、私のMBA受験は成就したのだと言えます。 ■ レジュメ レジュメ はインターネット上にある例を先ずは参考にしながら自身のドラフトを作成しましたが、最終的にはカウンセラーの指導を受けて完成させました。レジュメ作成 に時間をかける必要はないかもしれませんが、受験最後のインタビューで面接官と話をする下地になるのはこのレジュメですので、最終的に何をどうアピールし たいのかをイメージしながら作成する必要があると思います。 ■ TOEFL 海外で生まれ育った経験の無い方にとっては、 TOEFL iBTは最大の難関になると思います。私もTOEFLには本当に苦労し、初回の89点から107点にたどり着くまで、16回受験しました。90点前後、 100点越え、105点越えの三つのポイントで壁があると感じましたが、結局自分自身の英語力が実質的にアップした時にそれぞれの壁を超えた感じでした。 <単語> TOEFL 初受験で知らない単語が数多く出て、自分の単語力が「知らない単語を飛ばして読んで内容を類推するということすら出来ないレベル」だと思いましたので、継 続的に単語力アップに注力しました。一般的に良く言われる通り、「英単語3800」は頻出単語がよくカバーされており、この本に出ている単語を全て暗記す る事は基本だと思います。これ以外にも、「上級者向け〜」、「アドバンスレベル〜」と書かれた単語本を何冊も購入し、暫く単語漬けの日々を送った事もあり ます。リーディングもリスニングも、出てくる単語の意味が全てすっと理解できた時に、これらのセクションのスコアが高いレベルで安定するようになりまし た。こうなると同時にライティングのスコアも安定してきますので、苦手のスピーキングのスコアを整える事で、総合スコアを高める事ができる感じでした。 GMATも含めて高いレベルの英単語と付き合い続けるのがMBA受験でもありますので、単語力アップはいずれにしても必須だと思います。TOEFL勉強中 に身に付けた単語力は(単語暗記には時間が掛かりましたが)、GMAT受験でも大いに役立ちましたし、実際にGMATに出る単語で意味が分からないものは 殆どなかったと思います。(ちなみに留学してからも同等の難易度の英単語が含まれる英語を大量に毎日読む必要がありますので、この意味からも単語力アップ は必須です。) <リーディング、リスニング> 市販のTOEFL教材を何冊も購入して、練習しました。リーディングは日ごろから英 文の多読をして、テスト時間が少し余るくらいのスピードでテスト問題を読みこなせるよう、英文読解に慣れる必要があると思います。リスニングは、市販の TOEFL教材のリスニングパートを通勤時間や空き時間にとにかくずっと聞き続けました。 <スピーキング、ライティング> アゴス のテンプレートを使用して何度も練習しました。ライティングの練習には、DR. Write (http://www.cyberways.jp/)の添削サービスを活用しました。ライティングは基本的な文法ミスとスペルミスをなくすだけでも点数 が安定すると思います。 ■ GMAT <予備校> アゴスの中山先生に兎に角お世話になりました。Verbal、Math、AWA全てアゴスのコースを一通り受講した後に、個人学習を繰り返しました。 Mathは個人的には特に苦労しませんでしたが、GMAT Official Guideとマスアカの問題を解きました。AWAはTOEFL WritingのテンプレートをAWA用に若干アジャストして使用しましたが、これで十分に対応できました。 Verbal は自己学習である程度自分の実力に自信が付き始めたころに、実力を測るためにGMAT Prepをやってみたところ、スコアが660点となり絶対的なVerbalの実力不足を痛感し、中山先生の個別指導を申し込む事にしました。中山先生には 「問題文章一つ一つの本質的な意味を捉える事の重要性」と「良い問題の解き方を一つ一つ丁寧に習得してく事の重要性」を教えて頂きました。GMAT本番に 向けての体調管理・精神的な準備も含めて、細かにコーチングして頂き、二回目の受験で700点を取得する事ができました。 <教材・学習方法> 教材は、アゴスの教材、GMAT Official Guideを中心に使用しました。PC画面で表示される英文に慣れる必要がありますので、GMAT KINGも活用しました。 Verbalは「本番に近い高い集中力を維持して学習する」と「毎日長時間学習する」という同時に成り立ち難い二つの事を日々継続して行っていく事が、成功の鍵だと思っています。 GMAT Verbalは色々なソースがあって、入手しようと思えばかなりの数の問題が手に入りますが、私の場合は、その様な問題には敢えて取り組まず、手元のアゴ スの教材とOfficial Guideの問題を丁寧にマスターする事に注力しました。一つ一つの解法を確実にマスターするために、アゴスの教材とOfficial Guideの問題の各選択肢が「なぜこれが正解なのか、なぜこれが不正解なのか」を自分で文章に落とし込んで頭の整理をしていきました。 <GMAT受験本番> 四 時間のテスト時間をTOEFL同等ないしはTOEFL以上に集中力を持続させる必要がありますので、本番に向けて体調を万全にする事は不可欠だと思いま す。@CAT方式に惑わされずに兎に角一問一問に機械的に全力をつぎ込む意識を持って臨むこと、A本番前日(及び前々日も)は必ず十分な睡眠をとること、 B本番の休み時間は前後の準備時間(試験会場入退室などの手続き時間)を差し引くと非常に短いので、その短時間に少しでも多く回復するための自分なりの策 を練っておくこと(バナナなどの栄養補給など)、は私個人的には本番に向けて非常に重要だと思います。 ■ エッセイ エッセイは自分の考えとフィットするカウンセラーと共に取り組まれる事を強くお勧めします。 TOEFL、 GMATに汗と涙を流して相当長い時間取り組み、それら取り組みの努力を経てエッセイ作成のステージに入っていく訳ですが、このエッセイ作成という非常に 重要な局面で本当に心から信頼できるカウンセラーと取り組む事ができているかで、最終出願プロセスにおける「自信」と「納得感」は大きく変わってくると思 います。自分の考えとフィットするカウンセラーを探すには、実際に面談してその中での会話を通して互いのフィット(受験生ご自身にとってのフィットだけで なくカウンセラーにとってのフィット)を探るしかないと思います。私の場合は、幸いにも友人の紹介でこれ以上ないフィットをカウンセラーに感じる事がで き、MBA受験の重要局面を共に闘う事ができたのは、本当にありがたい事でした。 私の場合は、幼少時から今までの全ての経験を元に自己分析、現状 分析、キャリアゴールの設定、そこからのギャップとしてのWhy MBA、Why the schoolを整理するところから始めました。これらのプロセスを自分一人で行う事ができる人もいるかもしれませんが、私の場合は、カウンセラーにコーチ ング役にもなってもらい、新たな自分発見を行う事ができました。ここで発見した本当の自分を嘘なく素直に最後のエッセイに落とし込んでいけましたので、 「ここまでちゃんと自分を表現できているエッセイでもし万一落ちたなら、それはそれでしょうがない。その学校と自分はフィットがない。」とすら思えるほど に納得のいく内容でした。(ここまでキチンと自己分析した上でMBA留学すると、留学中も自分の目指すべき成長の方向性が明確となり、非常に良いです。) エッ セイはTOEFL、GMATの様な所謂テストに向けた学習とは全く異なりますが、時間と労力はTOEFL、GMATと同様に掛ける必要があります。時間を かけてとことんまで自分自身を考え抜いてこそ、並み居る優秀なアメリカ人や中国人などと比べても見劣りしない、学校側に響く内容になるのだと思っていま す。 ■ 推薦状 推薦状が必要である事は早めに上司に報告・相談されることをお勧めします。私は、直属上司二人に推薦状を書いて頂きました。 ■ 志望校選定 私は、以下の事項を基準に志望校選定しました。 1. 自分のLearning Objectivesと学校側のプログラムのフィット 2. 自分自身の素養レベルも鍛えられる素晴らしいコミュニティーのある学校 3. コアプログラムと選択プログラムのバランス 4. 授業・ケースでのインプット学習とプロジェクトベースのアウトプット学習のバランス 学 校選びについては、私は全く無知の段階からスタートしましたが、調べれば調べるほど各学校の特徴や仕組み等がある事を知り、本当に驚きました。学校側も 練って考えて各カリキュラム・プログラムを作り、それらを公式ウェブサイトに掲載していますので、「基本データ」、「カリキュラム・プログラム(コア/選 択)」、「校風、コミュニティー」など、自分自身が重要だと思うカテゴリーに分けて、ウェブサイト上の各校データを比較するだけでも十分に意味のある調査 ができると思います。 最終的には、やはりご自身で学校をビジットして、実際のクラス(教授のクラスの進め方、生徒の反応・発言)の雰囲気、在校生 とのフィット、キャンパス(ビジネススクールの建物、キャンパス全体)の外観、町とその住環境の雰囲気、などを全て総合して判断する必要があると思います が、私個人的には、判断基準は「ここで来年、自分が勉強・生活している事が想像できるか」という事だと思っていました。キャンパスビジット前に日本人在校 生の方にコンタクトしておいて、ビジット時に直接率直なご意見を聴取することも、その学校の雰囲気全体を的確に把握するには非常に有効だと思います。 ちなみに、キャンパスビジットは、学校を知って志望校選定するという主目的に加えて、その学校を実際に見て知る事で志望度を高めてMBA受験の励みにする事ができるという副次的効果もあります。 ■ インタビュー 私 はインタビューの準備はあまりしませんでしたので、あまりアドバイスになるような事は書けませんが、インタビューをするアドミッション側は、出願者との感 覚的なフィットを一つの重要な要素として考えていると思いますので、あまり無理のない範囲で「最も良い状態のありのままの自分」を表現するように心がけて いました。インタビューの最初と最後の印象が重要だと思いますので、最初の握手と自己紹介、最後のこちらからの質問とお礼の言葉、だけは確実に行えるよう に準備しておくことは重要だと思っています。 ■ その他提出書類 特になし。 ■ アプリ提出後 ア プリケーション提出後は、特に必要なアクションはないと思いますが、もし何らかのアクションを考える場合には、学校側のインストラクションとルールに則っ ているかどうかを慎重に確認する必要があると思います。WLになった場合には、アドミッションへのアクセスが許されているのかどうか、追加エッセイ提出が 許されているのかどうか、これらを慎重に確認した後、追加アクションの有効性とリスクを十分に検討した上で、アクションに移す必要があると思います。 ■ その他役立つ情報 学 校のプログラムや校風・カルチャーについての最新の情報は、今そこで学習しておられる在校生の方々が結構持っています。MBA受験生の方々はお忙しいと思 いますし、在校生の方々もお忙しいと思いますので、バランス感は重要だと思いますが、在校生の方々にコンタクトして情報収集する事は非常に重要だと思って います。 ■ 受験を振り返って 周囲の方々の支えなくしては絶対に乗り越えられないMBA受験でした。家族、職場、友人、同僚、上司、全ての方々の支えがあったからこそMBA受験を乗り越えられたのだと思い、本当に感謝の念は尽きません。 MBA受験を思い立った最初の頃は孤独に一人で自己学習をしていましたが、その後素晴らしいMBA受験仲間やエッセイカウンセラーと出会う事ができ、この様なコミュニティーの中で支えられてようやく最後までたどり着く事ができたという感じでもあります。 私 は、このMBA受験プロセスそのもので、多くの気付きの機会や学びの機会が得られたとも考えており、MBA受験は私の人生において非常に意味のあるもの だったと思っています。TOEFL、GMATの勉強も今決して無駄ではなかったと実感していますし、エッセイ作成のプロセスで考えに考え抜いた事は今ビジ ネススクールで将来を見据えて更なる成長を目指す自分自身の軸になっています。MBA受験プロセスを経て、これからのキャリアに於ける大きな武器を入手し た感じです。 MBA受験生の皆様、本当に大変な受験だと思いますが、決して最後まであきらめず熱い気持を維持する事が勝利への鍵だと思います。頑張って下さい! |