こうすれば受かるMBA2012 |
|||
![]() |
|||
ホーム | 執筆者別 | 海外ビジネススクールHP | メール |
■ 基本情報 【ハンドルネーム】 ゆーた 【進学先】Stanford(R2) 【他の合格校】Ross(R1 WL後)、Fuqua(R1) 【途中辞退】Wharton(R2 Interview後)、UC Berkeley(R3)、Cornel(R3)、Austin(R3) 【WL】Ross(R2発表のタイミングで繰り上がり) 【不合格校】Tuck(Nov round) 【受験時年齢・性別】27才、男 【最終学歴】東京工業大学理学部化学科 【GPA】3.7 【TOEFL】107(R30, L26, S23,W28) 【GMAT】700(V34, M50, AWA5.0) 【海外経験】旅行程度(全部合わせても1月にも満たないかと・・・) 【コ メント】 純ドメの方はTOEFLに時間がかかるので、3〜4年プロジェクトと思って可能な限り早くスタートすることが成功の鍵になると思います(自分ははじめ TOEFL59点でした・・・)。テストスコアは、自分との勝負なので負けずに頑張りましょう。時間はかかっても、きちんとした英語力を身につけることが 最短ルートだと思います。また、MBAでの成長は受験時点から始まっています。エッセイ等を通じて自分について本当に理解し、将来について考えることは普 通の生活では得がたい機会です。 ■ なぜ今MBA? 日本が抱える複雑で困難な社会・経済問題を解決し、将来世代が生まれてきて良 かったと思える国を実現するという人生のゴールを達成するに当たり、まずは自分が所属する日本政府の問題を解決することが重要であると考えました。特に、 組織運営には問題が多く、放置しておけない一方、問題にアプローチするためには、自分自身、組織改革や戦略立案・実行、リーダーシップなどの分野の足腰を 強化する必要があると認識していました。こうした能力を磨くため、理論を学び、それを現実にアプライすることを体験を通じて学ぶことができるMBAを目指 すことを決意しました。 ■ スケジュール・費用 2007年〜2008年 AGOSでいくつかTOEFLの授業を取るも、残業200時間という中で全く勉強できず。。。 2009年5月 TOEFL準備本格開始(英語勉強の個人コーチ等に支えられながら頑張る) 2009年12月 TOEFL94点止まり(人事院留学制度へのアプライを断念。気分は浪人生) 2010年1月〜9月 仕事が忙しい中TOEFL勉強が進まず…。8月にプロポーズ。 2010年10月 これじゃいかんと、Donald Millerにお世話になりSpeaking、Writing向上。 2010年11月 TOEFL103点獲得 2010年12月 人事院留学制度へアプライ、GMAT準備開始(アフィアンス面談)、クリスマスイブに入籍。 2011年2月 アフィアンス授業開始 2011年4月 YES通学 2011年7月 GMAT 580点(Mathで大失態。理系なのに・・・。Mathの重要さを学ぶ。) 2011年7月後半 エッセイカウンセラーと初面談・兄弟弟子との交流開始。 2011年8月後半 GMAT 690点(R1での出願を決意) 2011年9月 シルバーウィークでCampus Visit(Tuck、Wharton、Fuqua、Ross、Haas) 2011年10月 Ross出願・Invitation 2011年11月中旬 Fuqua、Tuck出願、Ross Interview(Alum) 2011年11月後半 GMAT 620点(国会対応忙しく撃沈・・・) 2011年12月中旬 Fuqua Invitation 2011年12月後半 GMAT 700点、TOEFL107点獲得(最期まであきらめないことが大事!) 2012年1月前半 Wharton、Stanford出願、Fuqua Interview(Alum) 2012年1月中旬 Ross WL、Haas出願 2012年1月後半 Cornel、Austin出願、Wharton Invitation、Tuck Invitation⇒Interview(Skype、対MBA2) 2012年2月 Fuqua合格(Webで確認)、Cornel、Austin辞退、Tuck不合格、Ross追加エッセイ提出 2012年3月前半 Wharton Interview(AdCom)、 2012年3月中旬 Stanford Invitation⇒Interview(Alum)、Ross繰上げ合格(メール)、Haas、Fuqua辞退 2012年3月末 Stanford合格(AdComから留守電で通知)、Wharton、Ross辞退 費用は計算していませんが、銀行口座を見ると目を覆いたくなる現実が待っているはずです。。。 ■ 予備校選び 【TOEFL】 TOEFL は純ドメの場合、正しいやり方をしても100点到達までに相当の時間を要するテストであるため、予備校に通ったら終わるというものではありません。自分の 場合は、役所に入ってすぐにAGOSでいくつか授業を取りましたが、ものすごい激務の中、予習・復習はおろか出席すらできないこともあり、結果的に十分に 生かしきれませんでした。その後、本格的に準備を始めてからは、英語コーチ(知り合いから紹介いただき個人で行っている方にお願いしました)に相談しなが ら自学しました(日が変わる頃に帰宅後、毎日3〜4時間は勉強していました)。Writingは個人の添削サービス(上述コーチの紹介)にお世話になりま した。98点で足踏みが続いたところ、Donald MillerのSpeaking授業を取り、SpeakingとWritingが向上したため100点を達成しました。その後は特にTOEFLの対策はし ませんでしたが、GMATの勉強や出願対策をする中で英語力が向上したため、最終的には107点が出ました。 【GMAT】 ワンス トップで全部学べ、仲間もできるということでアフィアンスにお世話になることにしました。GMATはどうしてもテクニック的なものが必要になるので、予備 校に通うのがお勧めです。ただし、テクニックだけでどうにかするのではなく、きちんと英語の基礎力を向上させることが遠回りに見えて実は近道です。アフィ アンスでは、どのように英語の基礎力をつけるのかも学べたので大変助かりました(方法を学ぶだけではなく、実践しなければ意味がないことは言うまでもあり ません。英語の筋トレみたいなものです!)。また、SCは知識面に不安があったため、YESにもお世話になりました。 ■ レジュメ Essay に全精力を注いで取り組んでいたため、実は、アプライ前日までResumeに取り掛かれませんでした。そのため、1.5時間でドラフトをつくり、カウンセ ラーと相談しながら修正し、一気に英訳して合計3〜4時間で作成することになってしまいました。エッセイを書くまでに自分自身について振返りをしっかり 行っていたので内容にはあまり困らず、比較的短時間で作成することができたと思います。きちんと経験のたな卸しができていれば、Resumeに書くべきこ とも自ずと見えます(Resumeに記載することを意識しながら経験の棚卸をすると、むしろ視野が狭まってしまう気がするので、Resume作成を初めに やらないほうがいいのではないかと思いました)。ただ、InterviewではResumeに基づいて話が進むことが多いので、語りやすいように作ること は意識したほうがいいでしょう。なお、Interviewではresumeを和紙に印刷していきました。AdComにはきれいね!と言ってもらえ好評でし た(この作戦はどこかのブログか何かで実践されている方がいて真似をしました)。 ■ TOEFL ものすごい苦労したので、正直、 ここに書ききれないくらいStoryがあるのですが、各セクションの勉強方について、自分が行ったことを書いてみます。もちろん、人によって最適な勉強方 法は変わること、以下はあくまで自己流であり、効果が保証されるものではないことにはご留意ください(とかくと役人っぽいですかね・・・苦笑)。TOP校 を受ける場合には、まずは105点を目指すことになると思いますが、周りの受験生を見ていると、105点+αをどこまで稼げるかが勝負になっているような 印象を受けます。 ・Reading 純ドメが100点を超えるためには、ここで確実に28以上を確保したいところです。そのために 必要な単語力は、TOEFL3800の英単語帳のRank3までをしっかり覚えることで対応しました。ただ、自分自身はリスト形式の単語帳が嫌いだったた め、初めはTOEFL TEST対策iBT英単語―100点獲得のためのRole Playingという単語帳も並行して使っていました。こちらの単語帳は、専門用語も充実しているので、使いやすかったです。単語力強化と並行して、問題 の形式に慣れるためにOfficial Guideをはじめ、市販の問題集を結構こなしました(Barron’sとDeltaをやりました)。基本的なReading対策は以上ですが、高得点を 狙うためには、読解力の底上げがやはり重要です。そのために、アカデミックな内容を継続的に読むことをお勧めします。自分が興味を持って読み続けられたも のは以下の2つです。 @MIT News (http://web.mit.edu/newsoffice/) ほぼ毎日、MITの研究成 果について一般向けに解説したArticleが更新されます。長さ、内容的にもTOEFLの受験生レベルにちょうど良いと思います。理系のテーマが得意で はない人には少し難しく感じるかもしれませんが、TEOFL本番でも理系テーマは頻出ですので、慣らすのに使うといいと思います。 AKnowledge@Wharton (http://knowledge.wharton.upenn.edu/) こちらは、Whartonのfacultyが最近のビジネスや経済周りの出来事について書いているコラムです。TOEFLよりは長いですが、MBAを目指す人にとっては興味深い内容の記事が多いと思います。 ・Listening 最 も不安定かつ、対策に時間のかかるセクションでした。TOEFLでは、独立したListeningセクションのほかに、Speakingでも WritingでもListening力が試されるので、相対的にListening力の重要度が高いという特徴があります。周りを見ていて Listeningで苦労している人が多いのは、短期間に伸ばすことが難しい能力だからだと思います。Listeningは、@英語を聞き取れる(単語や 文は聞き取れる)、A聞き取った英語の意味がわかる、B聞き取った内容を理解できる、という3つのステップを要すると考え、以下とおり取り組みました。@ については、シャドーイングを行いました。自分はVOAのLearning Englishから始めて、慣れてきたらTOEFLのListening教材を行いました。聞き取り能力が上がるまでは大量にシャドーイングをするしかな い気がします。Aについては、頭からすばやく意味を取っていくということに慣れなければなりません。自分は主に二つのアプローチを行いました。まずは、 iTunes Uやオーディオブックから興味のある講演や講義などを選んで電車の行き帰りや休日にたくさん聞くという方法。二つ目は速読(Penguin Readersや上記のサイトなど)を行う方法です。速読はReading力を付けるために行ったものですが、結局は英語を頭からすばやく理解する能力に 直結するので思いのほかListeningにも効果的でした。ただし、かなり読まないと効果を実感できないため、我慢強く続けることがキーになると思いま す。Bについては、苦手な分野の基礎知識(スキーマ)を付けられる教材(日本語でも良い)を休憩がてら読むということをしていました。特に、欧米史ものが 苦手だったので、英語で書かれた英米史の本や、無料オーディオブックの米国史ものを中心に取り組みました。 上記からわかるように、Listeningを上げるのは非常に苦労しました。自分の知る限り、TOELFの点数が良くない人はListeningが上がらずに失敗しているケースが多いです。TOELF学習開始とともに、全力で取り組むべきでしょう。 ・Speaking 多 くの純ドメが最も苦手意識を持つセクションだと思います。しかし、実際に勉強を始めてみるとSpeakingは最も勉強時間対効果が低いセクションでもあ ると思いました。というのは、Listening力を上げて、基本的なテンプレートを覚えることで大体18〜20点が安定して出ていたものの、かなり勉強 しても結局23点止まりだったからです。時間をかけた割には3点しか変わらず…。なお、自分が取り組んだ対策は、@オンライン英会話を行うこと、 ADonald MillerのSpeakingクラスに参加すること、B休憩がてら英語耳を一通り練習して、洋楽(主にNorah Jones)で発音練習をしたこと、そしてC毎日英語日記を書いたことです。点数にこそ反映されませんでしたが、これらの勉強のお陰で簡単な英会話はこな せるようになったのでMBA受験、その後の留学生活に対して大きな意味があったことは間違い無いと思います。 ・Writing こ こで27点以上をコンスタントに出せていると得点戦略的に楽になる、というセクションだと思います。細かいTipsは色々あるものの、兎にも角にも、毎日 英文日記を書くことが一番の対策でした。英文日記を書き、ネイティブに添削してもらう(コストがかかるので、先生探す.comなどのサイトで個人の先生を 見つけるといいと思います)というのがお勧めです。Independentではたくさん書くと点が良くなるといったテクニックは知っておいて損はないです が、たくさん書くためにも最終的には英語を書き慣れているかというのが効いてくる気がします。英文日記は毎日のハードルを上げると続かないので、一日最大 200ワードくらいで十分だと思います。 ■ GMAT TOEFLに比べると短期集中で突破したい試験だと思います(長く続けるの はほんとうに辛い!)。ここもTOEFLと同様、自分が行った勉強を紹介していきます。ちなみに、自分はアフィアンスに通ったのち、YESでSCに取り組 みました(2ヶ月)。GMATには独特のルールがあるので、予備校に通う効果は高いと思います。 GMATで点数を出すためにも、MBA受験を乗り切るためにも、まずは英語基礎力完成に向けた取組みが必要になるとアドバイスを受けたため、以下の4点を重点的に取り組みました。これは結構地道で辛い勉強でしたが、文字通り英語の足腰を鍛えることにつながったと思います。 ・Z会の分野別英単語帳の中級を中心に何度も読む ・Penguin Readersで120万語読む(2〜3日で1冊ペース!) ・毎日英語日記を付け、ネイティブにチェックを受ける(先生探す.comで添削してくれる人を探す)(前掲) ・TEOFL 3800のRank4を頑張って覚える(特に動詞) また、予備校で頂いたもの以外に使った主な教材は、Official Guide(紙ベース、GMAT Kingベース)、Manhattan GMAT(Mathの数冊)、Prepです。 ・Verbal 目標点35点 自 分は、35問は高い正答率を維持するため1問2分かけて解き、それ以降はランダムクリックという作戦で望みました。具体的には、最後のRCをランダムク リックした後、残りの数問のうち2、3問は本気で解くという感じです。CATの性質上(ETSは否定しているようですが、)前半での連続ミスは点数に大き く響くので、前半は特に慎重に解くといいと思います。以下を読んでいただいたらわかると思いますが、ある程度テクニック的なものを身につけたらあとは読解 力の勝負になると思います。そういう観点から、上記の英語基礎力トレーニングは非常に効果的でした。 【SC】 Verbal勉強時 間の多くを奪っていく曲者でした。最近は、意味を取らないと解ききれない問題も増えていて、単に文法ルールですべて対応しようとすると時間的にも正解率的 にも厳しいことになると聞いていましたが、実際に受けてみた感覚もそのとおりでした。文法知識マニアにならないことが重要だと思います。なお、本番はOG よりも文章自体は難しいですが、問われている論点は同じだと感じました。つまり、文章さえ読めれば(読解力さえあれば)、OGの論点で対応できるというこ とです。こうした認識のもと、予備校の教材とOGの問題を解き、なぜ間違えたのかを徹底的に潰していくという対応していきました。読解力向上の取り組みと 相俟ってSCの正答率も最終的には(問題集ベースで)7割5分くらいに達したと思います。 【CR】 問題パターン(Wakenや Strengthenなど)ごとに、どういうものが解答になりうるかということを予備校で叩き込まれたので、それを体で覚えるまで、問題を解きました。こ れが体得できれば、あとは読解力の勝負です。時々なぜ正解なのかわからない謎の問題がありますが、通常の問題であれば基本アプローチ方法+読解力で勝負可 能です。狙って正答率を上げられるセクションなので、ここで点数を稼ぐことが望ましいと思います。 【RC】 これは完全に読解力勝 負なので、なかなか適切なアプローチというものはないのですが、冒頭に書いた、英語基礎力をきちんと向上させていきながら、問題集をある程度こなすこと で、正答率を上げるしかありません。出てくるネタも難しいですし、文章も難しいので大変ですが、SC、CRは大抵の人がある程度の正答率まで上がって伸び が止まるので、結局Verbalで35が出るか否かはRCの正答率にかかってくるのではないかという気がしています。アメリカにおけるジェンダー論など、 日本人になじみの薄い分野に対するスキーマを増やすなどの努力も役に立つと思います。 ・Math 目標点50〜51点 自分は理系 だったので、基本的に、アフィアンスで頂いた問題を何度か解きなおすこと+Prepで時間感覚を身に付けることで対応可能でした。とはいえ、一回目の受験 で完全に舐めてかかっていたらMath 44という最低な点数を取ってしまったので、油断すると足元をすくわれると身を持って理解しました…。安定的に50点以上を出すためにはやはり、よく出る 問題パターンをしっかりと理解し、時間配分感覚を磨くためにPrepで練習することが大事です。Mathを舐めると泣きを見ることになるということは良く 認識しておいたほうがいいです。 ■ エッセイ MBA受験の心臓部です。苦労して、苦労してスコアをそろえても、ここがダメならす べてが水の泡になります。カウンセラーは数人とお話した上で、個人で行っている日本人の方にお願いしました(これがMBA受験最良の選択だったと思いま す)。日本語でやるのか、英語でやるのかという点もプロコンがあると思いますので自分の英語力なども勘案しながら決めるといいと思います。なお、カウンセ ラーは毎年大体5月くらいから埋まり始めるので、早めにコンタクトしましょう。 具体的には、自分の人生のたな卸し、自分にとって最も重要 な価値観の再発見、それに基づいたキャリアゴールの策定、キャリアゴール達成に必要なLearning Objectivesの発見(Why MBA)、Learning Objectivesに基づいた志望校の選定(Why this school)という流れが必要になると思います。このプロセスをカウンセラーと1月以上かけてじっくりと取り組みました。ここでMBA受験の成否が大き く左右されると思うので、納得がいくまで取り組むことが重要だと思います。その後、Contribution、Behavioral Question等のエッセイネタ出しを行いました。それぞれのステップで、自分でも気付いていなかった自分自身を発見したり、Leadershipって なに?Teamworkってなに?Contributionってなに?など、Essayを書く上で理解すべきコンセプトを学びながら成長することができた と思います。自分が何者であるのかを考えていく際には悩みに悩んで夜も眠れない日が続きましたが、腹落ちする自分の姿と出会った時にはとても感動しまし た。このプロセスこそMBA受験の醍醐味ではないかと思います。 実際にエッセイに落とし込んでいく際には、質問が何を聞いているのかとい うことを深く読み解いた上で、何をどう伝えるかという具体的なところをカウンセラーとディスカッションしながら詰めていきました。エッセイを書くにあたっ ては、華々しい成果や大きな達成などにこだわる必要はなく、自分がどういう人生を歩んできて、それぞれの経験を通じてどう感じ、どう成長してきたのかとい うことを素直に書けばいいと思います。もちろん、一つの経験から色々なことを学んでいるはずですので、質問が聞いていることをよく理解して、それに合わせ て書くことは重要です。 上記の通り、MBAのEssayには正解は無く、自分とどれだけ向き合えたかが問われていると思います。そして、 実際にMBAが始まってみて感じることは、どれだけ正真正銘の自分を見つけることができたかがMBAでの2年間を大きく左右するということです。自分が向 かうべき先、学ぶべきことがわかっている同級生たちはMBAが始まると同時、或いは始まる前から全力で走り始めています。MBAに入ってから動き出す方向 を考え始めると大きな遅れを取りますし、タイムロスがもったいないです。受験中には、「MBAに合格することが目的ではなく、もっと大きな目的に向かって 歩む中にMBAがある」という当たり前のことをついつい忘れがちですが、忘れないように仲間と確認しあったり、カウンセラーと相談したりしながら、自分と 向き合うようにしたほうがいいと思います。結局は、これが受験成功の最大の秘訣だったと改めて感じています。 また、プラクティカルなアド バイスとしては、(エッセイとは話が少しずれますが、)Application Formについては早めに見るようにしたほうが良いです。思いがけず、International Experienceを求められたり、仕事での体験について色々聞かれたりすることがあり、直前にチェックすると大いに焦りますし、場合によっては間に合 わなくなることすらありえます。 ■ 推薦状 現上司(課長補佐)、元上司(室長)に頼みました。StanfordはPeerからの 推薦状も必要なので、3通目は同期に頼みました。推薦者は自分をどういう観点で理解してくれている人なのかを考えながら選ぶといいと思います。職場では推 薦者はえらい方がいいというアドバイスを受けましたが、MBAについては、自分との関係をよく考えて選ぶべきです。受験生からはエッセイに比べて軽視され がちですが、エッセイでは書ききれない(書きにくい)Peerとの比較や、職場環境、強み・弱みなどを理解してもらうために非常に重要なものなので、早い うちに相談したほうがいいです(うちのアドミも推薦状を軽視するべきではないと常々言っています)。アプリケーション全体でどう表現するか(理解してもら うか)の勝負であることをよく考えて取り組むべきでしょう。 ■ 志望校選定 自分に対する理解⇒Career Goal策定⇒Learning Objectives発見までいったら、Learning Objectivesを満たすことのできるプログラムを探します。自分の場合は、Organizational Change、Strategy Building and implementation、Strong LeadershipをPracticalに学ぶということがLearning Objectivesでしたので、大きく分けて、Management、Operation、Leadershipに強く、Hands-On Learningが充実しているプログラムという視点で選びました。大雑把に志望校候補を選ぶ観点でUS Newsなどの分野別ランキングは目安として使いやすいと思います(Overallのランキングはあまりあてになりませんが・・・)。また、ある程度絞れ たら日本人学生が作成しているWebページ、在校生のブログ、公式HPなどを見てCurriculumを中心に調査しました。その上で、Cultureや 立地、Extracurricular ActivityなどをCampus Visitで確認してきました。 最近、受験生の方にどの学 校も授業のラインナップや説明が一緒で違いがよくわからないという相談を受けます。これは自分もカリキュラム調査の時には同じように感じていました。しか し、同じ教授が同じ内容を教えても、集まっている学生の興味や専門度合いでクラスのディスカッションが全く違うものになるということがひとつのヒントでは ないかと思います。例えば、うちのクラスメートはテクノロジーに熱い人が多いので、テック系の会社のケースでは非常にディスカッションが盛り上がり、経験 に基づく様々なInsightが得られます。Financeに強い興味が有る学校では、おそらくFinanceの授業におけるディスカッションが非常に濃 いものになるのではないかと思います。そういうHPからは確認しにくい実態を見てくるためにもCampus Visitはお勧めです。構内に掲示されているイベントの種類なども学校によって全然違っていました。 こうしたプロセスを経て選んだ大学 はどこも最高に行きたいと思えるものになっていることと思います。自分の場合は、第一志望、第二志望・・・というようにきれいには分けられませんでした。 なお、絶対に行きたいと思う大学上位2校くらいは、スコアに関わらず受験することをお勧めします。StanfordやHBSであっても低スコアで合格して いる人が毎年必ずいます。 ■ インタビュー 純ドメにとって最も不安なところではないかと思います。特に自分の場合、演技力という か、身振り手振りや声のトーンを変えて伝えていくということがあまり得意ではないという弱点があったため、その部分を中心にカウンセラーの指導を受けまし た。内容については、Clear Admitなどで過去の質問を集め、エッセイのネタを使って想定問答を作成すればOKだと思いますが、文字ベースと口頭では受け取り手の頭への入り方が全 然違うので、どうすれば伝わりやすいかという観点で焼きなおす必要があります。その上で、伝えようという気持ちを前面に押し出して、大げさなくらい演技す るように意識しました(苦手なので辛かったです・・・)。また、最後のInterviewであったWhartonとStanfordは非常に Conversationalな形式だったので、やり取りを楽しむように気をつけました。アドバイスとしては、まずは、その学校に本当に行きたいと心から 思えるようになることです。どのくらい学校に対するLoveがあるかは必ず伝わります。 また、伝えることが苦手な人はSkypeでの Interviewは避けたほうがいいでしょう。Skypeではかなり伝えにくいです。また、AlumniとのInterviewでは、あらかじめ Facebookなどで相手の名前を検索して、職業や雰囲気を知っておくと対応がしやすいと思います。なお、StanfordのInterviewは Alumniと行いますが、一つの質問から内容を深く掘り下げていくタイプのものなので、練習の際には、深彫りされた場合にどう答えるか考えておくとよい でしょう(といっても、実際には会話の流れで進んでいくので、準備しようがないというものでもあります。逆に言えば、エッセイや自分自身について深く理解 していることが最大の対策といえます)。 ■ その他提出書類 大学によっては日本語のTranscriptが必要なので気をつけた ほうがいいです。自分は直前に妻に大学まで走ってもらうことになってしまいました・・・。また、写真アップロードが必要な場合もあるので、必要であれば早 めに撮るようにしましょう。自分は間に合わず、自宅の白い壁の前でデジカメで撮影することになってしまいました・・・。出願ラッシュになるとついつい出願 の手引きを読まずに進めてしまいたくなりますが、事前にきちんと読むということが大事です。 ■ アプリ提出後 R1で出願した大学 には、順次GMATとTOEFLのスコアアップデートを行いました。アップデートがない場合はInterview Invitationまで悶々と待つしかありません。Interviewの準備をしつつ待ちましょう。WL後は、卒業生や在校生のサポートをいただきつ つ、追加エッセイの準備をしました。あとはGMAT ClubやBeat the GMATの掲示板を見て一喜一憂していました。。。ただ、いい報告は意識していなかった時に来るものです。 ■ その他役立つ情報 MBA 受験は情報戦でもあります。意外に重要な「噂ベースの情報」も受験仲間がいればこそ集まってくるものであり、積極的に色々なイベントや説明会に参加するこ とや、FacebookやTwitterで絡むことなどによって仲間を作ることは重要です。仲間作りという意味では予備校などの場も良い機会となるでしょ う。自分の場合は、アフィアンスとDonald Miller、カウンセラーの兄弟弟子で仲間ができ、入学後も付き合いが続いています。 ■ 受験を振り返って 純 ドメで英語もさして得意ではないということで、常に劣等感に苛まれた受験でしたが、死ぬほど努力して(仕事と勉強の両立で毎日28時就寝という時期もあり ました)、少しずつ英語力が高まってきて、「英語を学ぶ」から「英語で学ぶ」という姿勢に変わっていったこと、視点が世界に広がったことは人生を豊かにし てくれました。また、エッセイを通じて、自分自身について深く理解できたことも得がたい経験でした。そして何より、苦楽をともにした仲間ができたことは一 生の財産になることでしょう。振返ってみれば、この受験はまさに、自分の座右の銘である「Luck favors well prepared mind」を体現するものでした。一つ一つの出会いや結果については幸運であったとしか言えないものもたくさんありましたが、それを生かせるようにきちん と準備できていたのは自分の努力のおかげだと思います。努力は報われることを信じて頑張ってください。これから受験をする皆様の成功を祈っています。 |