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こうすれば受かるMBA2012 |
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■ 基本情報 【ハンドルネーム】J.H. 【進学先】Stanford Graduate School of Business 【他の合格校】Michigan, Texas, USC 【途中辞退】 【WL】UCLA, Kellogg, 【不合格校】Haas, MIT 【年齢・性別】29 【職歴】エネルギー会社 【私費/派遣】派遣 【最終学歴】慶応大学理工学部 【GPA】3.5 【TOEFL】 108 【GMAT】710(V:35, M:50) 【海外経験】なし 【コメント】 ■ なぜ今MBA? ・ 今の時代ほど、Creativityを求められている時代はないと思う。人々の価値観が多様化して、皆、何に幸せを感じているか、分かりにくい時代になっていると思った。企業や組織は、そうした多様化し、変化の激しい社会のニーズに対して、素早く対応していかなくてはいけないと思った。 ・一方、日本の大企業は動きが極めて遅く、何かを決めるまでにエッジのきいたアイディアは削られてしまう。今の社会の流れに逆行していると思った。こんな日本の企業、社会全体を変えることに貢献したいとの思いから、一度その世界から飛び出して、学びを得たいと思った。 ・特にシリコンバレーのような、新しい価値を発信するエンジンが動く環境で学べることは、そのヒントを得るのに最適な場所だと思った。 ■総括 ・結果として第一志望であった学校に合格できた。多分に運やめぐり合わせの要素もあるが、あえて、これからMBA受験にチャレンジする皆さんへのTipsになればと思い、以下記す。 ・受験の中で一番重要であると感じたのは、TOEFL⇒GMAT⇒エッセイ(&面接)という流れの中で、それぞれに集中する時期をかぶらないようにする、ということ。TOEFLもGMATもとてもタフなテストだし、片手間では点数はでないと思う。エッセイもある意味では自分の人生を振り返り、その総括をしていくような作業が求められるから、精神力も含めてかなり気合を必要とする。これらを可能な限りかぶらないように進めるのがベスト。 ・社内選考の結果が出るのが他社と比べてかなり早めだったので、このアドバンテージをフルに活かすという意味で、早めのTOEFLスコアメイクに全精力を傾けた。TOEFLのスコアメイクが早めにできると、その後の流れがスムーズになってくる。もしかすると、意外とここが一番のキーかもしれない。 ・エッセイについては、最初のネタ出しのためのツール(フォーマット)を利用するなど様々な方法があるが、私が一番いいと思うのは、数校のエッセイ課題を確認し、実際に書き始めてみる、ということ。 ・私はカウンセラーに薦められてFulbrightの奨学金への応募をしたのだが、この選考がかなり早い時期(エッセイの提出が7月末)に行われたので、まだGMATに集中したいところだったが、ネタ出しと“考え始めること自体”ができたことは、その後のペース作りにとても貢献してくれたと思う。 ・エッセイカウンセラーはたくさんの人がいるので、単純に自分のフィットを信じて選ぶしかないと思う。ただし、強調したいのは“作り上げるのがうまいな”とか“ちょっと嘘っぽくなってきているな”と感じるエッセイを普通に返してくるカウンセラーは選ばないこと。何故なら、合格した後の自分の自信にならないから。おそらく、多少嘘をついてもバレないと思う。でも、合格した後の自分の気持ちが違うと思う。 ・例えば、Stanfordへの出願には名物エッセイ課題と言われる「What matters most to you? And Why?(あなたにとって何が一番大切か?そしてそれは何故か?)」という問いに答えなくてはならない。私は自分の人生全てをかけて書いたので、それをもって合格をいただけたことで、これが本当に自分の生きるうえでの指針になったと思う。 ・面接は自分にとっては鬼門だった。自分は緊張しやすいし、英語ももともとドメスティックで想定外の質問をされると、たどたどしい英語でやっと答えるのが精一杯という感じだった。これはもう何といっても練習あるのみ。トークスクリプトを作るだけではなく、何も見ないで喋るのが大切。あと、お風呂に入っているときや、電車に乗っているときにも、声は出さないまでも頭の中で復唱するとだんだんスムーズに言えるようになってくる。この練習はかなり疲れるし、結構つらかった。 ・あとはウェイトリストになっても諦めないこと。自分も他校においては、ウェイトになってショックを受けましたこともある。しかし、その後卒業生にたくさんあったり、現役の学生に連絡を取ったりして、追加のエッセイも出した。その結果、無事に合格をいただくことができたこともあった。 ■TOEFL ・11月に初受験 73点 ・1月に1回受験 93点 ・2月以降からほぼ月2回受験 ・2月には83点もとり、前の93点は幻想だったかととても落ち込む ・3月に101と103点で一安心 ⇒リスニングとちょっとだけスピーキングを続けそれ以降はほぼ勉強せず ・5月に3回受け、105点(R:28, L26, S:23, W:28)に到達 ⇒もういいんじゃないかという心の声に負けそうになりながらも、スタンフォードを目指すべく、その後も月1回ずつは受験。 ・結局合計19回受験、最後の最後の12月受験にて108点(R:28, L:28, S:23, W:29)を取得。 ・LONGMANシリーズ:人によっては少し簡単ではないかと評判が悪いケースもあるが、自分的にはとてもよいスタートアップとなった。問題数も多い。 ・BARRON’S:本番のテスト形式のものが確か8回分くらい入っていて、内容も結構難しいので、とてもよい実践練習ができた。 ・単語は旺文社の3800語のやつが有名だったようなので、こちらを確かレベル3まで制覇。レベル4は一応頑張ったが、全く覚えられず。 ・旺文社シリーズは他にも本が沢山あるが、自分的にはちょっと微妙だった気がする。やはり本番形式の問題に何度も触れるのが重要と思う。 ・AGOSのライティングコースを12月に受講。Integrated Writingのテンプレートがとても卓越しており、これを覚えて以後、25点以下はほぼなし。(一回だけ24点がありましたが。) ・Speakingが伸びなかったので、こちらもAGOSのIntegrated Speakingのビデオ受講のコースを受講。これ以後、だいたいスピーキングは22点前後。たまに19点などになる。 ■GMAT ・6/22に一回目660(V:31, M:49) ・8/4に二回目 710(V:35, M:50)二度と受けなくて良いことに心から感動する ・3月中旬頃からAGOSのVerbalコースをビデオで受講 ・合わせて、オフィシャルガイド12th およびVerbal とMathに特化したテキストを進める。 ・ゴールデンウィークにMEISTER@渋谷のIntensiveコースに通う。50万円。金銭感覚が狂い始める。 ・お勧めは、GMAT KINGというソフト。上記のOfficial ガイドをPC画面上でできる、というだけのものですが、結構いいです。答えの履歴とかも管理できるし。 ・GMATは確実に量より質だと思い、上記以外にはほぼ手を出さず。同じ問題(特に過去に間違えた問題)を繰り返し行い、どのパターンに当てはまる問題かを丁寧に一問ずつ自分なりに解析。 ・あと自分は行っていませんが、YESの吉井先生がとてもいいらしい。Sentence Collectionのみ。 ■ エッセイ ・江戸義塾のEd先生と、Round One Admission のMr.Roundと平行して付き合っていたが、Edさんから進められたフルブライト奨学金の申請時にEdの卓越したアドバイスに魅了されてEdを選択。 ・8月GMAT完了とともに、完全にエッセイ、推薦状に集中。 ・最初はものすごい時間がかかるけど、だんだん早く一校分を作れるようになる。 ・キャンパスビジットを9月のシルバーウィークに実施。1stラウンド出願の大学のTexas以外を全て回る。飛行機がちゃんと飛んでくれてよかった。エッセイのWhy the school?? が俄然書きやすくなる。 ・1st Roundにて、UC Berkeley, Michigan, UCLA, Texas, MIT, USCの6校に出願する。 ・1stラウンド提出後、少し落ち着いたころの10月末くらいからStanfordのエッセイを練り始める。 ・1stラウンドにて大分ベースができたことと、2ndラウンドでは結局4校のみの出願となったので、かなり余裕を持ったエッセイの作成が可能であった。とはいっても、やはり仕事をしながらなので、意識的に時間を作り出し、妥協をしないようにした。実際にやはりエッセイを書き続けていると、「ああ、1stラウンドのときはこう書いたけど、もっとこういう風に書けばよかった」というような気付きが得られた。やはり、自分の本命の大学には焦らずに出願し、可能な限り時間をつぎ込んで妥協のないものにすることが大切であると感じた。 ■ 志望校選定 ・①集まる学生の質の高さ(ランキング等も参考にする)、②他学部との連携などFlexibilityの高いカリキュラム、③環境・エネルギー関連に強い、という3点を柱にし、それに沿う学校を基本的に選んだ。 ■ インタビュー ・面接は11月頃から定期的に入ってきた感じであった。だいたい各学校とも、面接の通知、日時の決定から最低でも一週間は確保できたので、ベーシックな質問に対する答えをこちらも妥協することなく常にブラッシュアップするとともに、その学校への志望動機などカスタマイズ部分も具体例などを交えて語れるように準備をした。面接の練習というのは、エッセイのように時間をかければかけるほどよくなるというというものでは必ずしもないことと、英語で伝える練習というのは予想以上に集中力を消耗するので、なかなか私としては辛かった。 ■ 受験を振り返って ・仕事と勉強の両立には常に葛藤があった。勉強やエッセイ作成が佳境のときなどは、本当に1時間、1分でも時間が惜しかった。例えば、仕事がうまく進まず、資料作りに1時間ほど費やすと、う~ん、この時間に単語を何語覚えられただろう、とか、エッセイが1ページ進んだのではないかとか、常に頭をかすめた。 ・やはりタイムマネジメントが大切だと思う。そして無理やりにでも時間を作る。自分は毎朝4時半とは遅くとも5時半には起きて、家を出るまでの間2~3時間ほど受験のための準備にあてた。そうすると、既に朝から受験に時間を使っているので、その日は少し気が楽になり、仕事に専念することができた。加えて、もしも夜に早く帰れれば、なんだかラッキーな気分になったりした。 ・仕事は何でもかんでも自分でやる、というスタイルから、どうやったら自分がやらなくてもよい状態を作るか、他の人にモチベーション高く引き受けてもらうためにはどうするかなどを考え、実践することにつながった。案外、こういう面で、受験で追い込まれるというのは、それはそれで意味のあることだったような気がする。 ・自分は受験中、タクシーを多用した。飲み会はなるべく避けたが、それでもお世話になった人の送迎会や大切なイベント時には、きちんと参加するようにした。その帰りには、無理に電車で帰らず、タクシーを使ってしまう。それで次の朝、通常通り早く起きて、数時間の時間を確保できるとすれば安いもの。勝負の時は、タクシーの件に限らず、大胆にお金を使うことも大切。 |