こうすれば受かるMBA2012 |
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■ 基本情報 【ハンドルネーム】E.Y. 【進学先】Harvard(R2) 【他の合格校】Kellogg(R2) 【WL】Wharton (R1), Booth (R2) 【不合格校】Stanford 【受験時年齢・性別】26、男 【最終学歴】オハイオ州立大学ビジネス学部 【GPA】3.85 【TOEFL】アメリカの大学卒業のため免除 【GMAT】730(AWA 4.5) 【海外経験】ヨーロッパ・アメリカを中心に14年間 【職務経験】経営コンサルティング会社(3年半) ■ スケジュール・費用 2008年5月: 大学卒業間際の2ヶ月間でGMATを集中的に勉強、730点獲得 2011年6月: スクールリサーチやエッセイカウンセラーリサーチを開始 2011年8月: エッセイカウンセラーが提供するエッセイプレパレーションストラテジックセミナー受講 2011年9月: Wharton提出 2011年11月: Campus Visit(HBS, Wharton, Kellogg, Booth) Wharton Interview (On-Campus、在学生)、Wharton結果発表(WL) エッセイカウンセラーが提供するインタビュートレーニングコース受講開始 2012年1月: HBS、Kellogg、Booth、Stanford出願 エッセイカウンセラーが提供する個別インタビュートレーニング開始 2012年2月: Kellogg Interview(東京、卒業生)、 Booth Interview(東京、卒業生) 2012年3月: HBS Interview(上海、アドミッション) HBS、Kellogg、Booth、Stanford結果発表 費用: エッセイカウンセラー 130万円くらい(セミナー、エッセイカウンセリング、インタビュートレーニング) キャンパスビジット 20万円くらい(飛行機代、ホテル代) GMAT 3万円くらい(参考書、受験料) TOEFL なし スタバ 高額 ■ GMAT 本質的な能力よりもテストへの慣れがスコアを左右すると聞いていたので、短期決戦で勝負と考え、大学(学士)の卒業間際の2ヶ月間に1日3〜4時間ずつ集中的に勉強をしました。土田舎に住んでいたため予備校などもなく、Official GuideとKaplanの参考書を使って独学で勉強しました。間違えたところは印をつけて、解けるまで何度も繰り返しました。そのうちパターンも見えてきて、サンプル試験でも600点後半が出てきたので、本試験に挑戦したところ、運よく730点を獲得することができました。 GMATは、地頭の良さや数学力などとの相関性は低く、むしろアカデミックなテストに対してどれだけ的確に対策を取れるか、を図る意味合いが強いと感じています。一種の修行と割り切って、一定期間集中して早期に片づけておくことをお勧めします。予備校などに通える環境であれば、パターンを習得するためにも一番効率的だと思います。 ■ レジュメ 職場で英文レジュメを日常的に使っていたので、最初は自分でやろうと思っていたのですが、アメリカ的感覚に自信がなく(どの程度主張するのが適切か、等)、結局エッセイカウンセラーに見てもらうことになりました。内容自体を大きく変えられることはなく、action verbの選択や、文章を簡潔にすることに主にサポートいただきました。 一般論として日本人は謙遜してしまう傾向にあり、なかなか上手く自己主張ができていないとエッセイカウンセラーが言っていました。アメリカ人は学園祭の出店の経験をもって「店舗経営の経験あり」と書いてしまうという冗談(?)があるくらい、積極的に自己主張します。レジュメに関しては、大げさすぎるくらいの自己主張をしたほうがいいと思います。アドミッションはもちろんディスカウントして見ていますから。 ■ エッセイ よく言われるように、エッセイがビジネススクール出願の肝になります。私は最初からカウンセリングを受けるつもりでしたので、様々なカウンセラーを訪問し、お話を聞きました。実績とカウンセリングスタイルを考慮した結果、インターフェースに決めました。決して安くはなかったですが、もしそれで志望校に合格できるチャンスが大幅に上がるのであれば、将来的なリターンは大きいと考えました。また、オーナーであるデバリエ氏がカウンセラーについて下さったことも背中を押す結果となりました(インターフェースでは受験者がカウンセラーを指名することはできません。希望はできますが、最終的にはインターフェース次第です)。 デバリエ氏のエッセイカウンセリングは、先輩方に聞いていたとおり厳しかったです。仕事の合間を縫って必死になって書き上げたエッセイを、コテンパンに駄目出しされ、ゼロから書き直ししたことも多々ありました。しかし、一部の雑談を除いては、非常に有用なtipsをいただくことができ、私の受験はデバリエ氏がいなかったら同じ結果にはならなかったと思います。多くの点で苦労しましたが、以下に主なものを挙げます。 ・ 設問の表面的な意味だけでなく、「なぜビジネススクールが限られたスペースでその設問の回答を求めているか」の真意を導きだすこと。学校側の意図を汲み取り、核心を突いたエッセイを書くには、その学校の理念や状況を理解する必要があります。 ・ 自分自身を良く理解すること。自分の今までやってきたことの延長線上、または未来からの逆算の結果として、どうしてMBAなのか。なぜ他の選択肢ではダメなのか。これらを練りに練ってベースとなるストーリーラインを作りますが、それだけでは弱いです。各ビジネススクールの特徴に合わせてそのストーリーのどの部分に焦点を当てるかを変えていきます。結果として、同じようなことを書いているエッセイでも、スクールによって見え方が変わってきます。 ・ Powerful wordsを使うこと。1つのことを表現するのに無数の方法がありますが、エッセイの限られた字数の中では、その中でもpowerful wordsを使ったほうがインパクトは大きいようです。結局アドミッションの方々も1日に何人ものエッセイを読むので、印象に残らなければ全く意味がないため、インパクトのある言葉選びに神経を使いました。 何度も推敲を重ねた結果、ラウンド1(9月)に5校提出するつもりが、結局ラウンド2(1月)ぎりぎりまでエッセイを書き続ける羽目になりました。しかし、出来上がったものは、その時点での自分の全力を注いだものであり、たとえ不合格でも後悔しない、と思えるくらい満足いくものでした。 ■ 推薦状 現上司(社長、取締役)、元上司(シニアマネージャー)に頼みました。3人とも長い間お世話になっていたので、私のことを深く理解していただいていましたが、それでもある程度書いていただきたいことはこちらから伝えました。エッセイの内容を補完するような内容や、外部からしか見れない新しい視点からの分析を入れてもらえると良いかと思います。また、具体的なエピソードは印象に残りますのでオススメです。 ■ 志望校選定 5校を受けて、全て落ちたらMBAは諦めようと思っていました。留学の目的にもよりますが、数打てばあたる作戦は、避けたほうがいいでしょう。各スクールによって特長が全く異なり、MBAだから全て同じではないからです。高スコアが出るまでGMAT/TOEFLをやり続け、エッセイも推敲を繰り返し、万全を期した上で数校に出願するほうが良いと思います。そのためにも志望校選びは重要で、キャンパスビジットは早い段階で行うことをオススメします。 ■ インタビュー これもカウンセラーに指導をお願いしました。先ずは8人で行うインタビューコースで基本的なことを学び、その後デバリエ氏との個別セッションでひたすらリハーサルをしました。帰国子女ということもあり、インタビューはある程度自信があったのですが、これもデバリエ氏にコテンパンにされました。 デバリエ氏は、ジェスチャー、姿勢、服装、話し方といった基本的なところから、レジュメの見せ方やプロップ(補助材料)の使い方といったマニアックなところまで、とても細かく指導して下さいました。リハーサルでデバリエ氏が聞いてくる質問も、かなり難易度が高く、且つ個人の経歴を基にカスタマイズしたものであるため、本番さながらの練習ができました。また、事前準備できないような突拍子もない質問に対するその場での瞬時の受け答え(think on the feet)も訓練しました。これはHBSのインタビューで、非常に助かりました。 卒業生がインタビューアーとなる学校については、事前にアルムナイ会合に顔を出して知り合いを作っておくといいでしょう。私もKelloggとBoothの飲み会によくお邪魔させていただき、いろいろな方と知り合いになることができました。もちろん偶然ですが、面接官も以前お会いしたことがある方で、リラックスしてのぞむことができました。HBSのようにアドミッションがインタビューアーとなる学校はそういう訳にもいかないので、本番での一本勝負になります。 一般的にインタビューでは3つのことをみていると思います。1つ目が人物像。人間として良い奴か。将来、卒業生として世の中に送り出したときにポジティブなインパクトを残しそうか。学校の名前をこの人に託すことができるか。2つ目がフィット感。学校のカルチャーにフィットするか。在学中にクラスメイトの経験をenhanceできる人か。3つ目が、英語力。授業に問題なく着いてこれるか。授業中に積極的に発言してクラスメイトの学びを深めることができるか。HBSでは特に3点目の英語力を重点的に見られている感じがしました。 ■ 受験を振り返って MBA受験は、戦略勝負です。地頭の良さや努力というのは、必要条件ではありますが十分条件ではありません。仕事をしている中でMBA受験に注げる時間は限られてくるため、それをいかに上手く使うかが勝負です。そして上手く時間を使うには、何に時間を使えばインパクトが大きいかを理解しておくことが重要です。このためにも、受験方法に関する情報や、志望校に関する情報はありとあらゆる手段で収集し、インパクトの小さいことへの時間配分を削り、インパクトの大きいことへの時間配分を増やすべきです。 必ず行っていただきたいのが、キャンパスビジットと在校生・卒業生訪問。結局ウェブサイトの情報はプロパガンダですし、人づてに聞いた噂に自分の受験戦略を託すのも危険かと思います。自分の目で見て、耳で聞いて、肌で感じた情報を元に、自分の受験戦略を練るべきです。自分に合ったしっかりとした戦略ができて、それを着実にこなすことできれば、トップスクールも十分に目指すことができると思います。 もう一つオススメするのが受験仲間を作ることです。MBA受験は長いプロセスですし、多大なパワーを消費します。決して平坦な道ではないですし、私ももう止めてしまおうかと思うこともありました。第2ラウンドの提出期限が迫った年末年始、世間では大晦日とか正月とか楽しんでいるときも、なかなか進まないエッセイを前に私は頭を抱えていました。正月の深夜にふと受験仲間にメールしてみると、2分後に返信がありました。その人も同じ状況でエッセイと格闘していたようです。受験仲間のフェースブックグループに投稿してみると、たくさんの返信がありました。同じ戦いをしている仲間がいるだけで、相談相手になり、心の支えになり、より強くなることができます。長期戦であるからこそ、お互いに支えあってチームとして頑張っていただきたいと思います。 最後に、なにか分からないことや不安に思うことがあれば、なんでもお気軽にご相談ください(連絡先は私のブログwww.mbanetworkjapan.comに書いてあります)。経済大国でありながらも世界における日本のプレゼンスは年々下がってきています。1人でも多くの日本人が海外MBAに行き、世界を舞台に活躍することを願ってやみません。皆様の成功を心よりお祈りしております。 以上 |