こうすれば受かるMBA2012 |
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■ 基本情報 【ハンドルネーム】しんご 【進学先】IE business school 【他の合格校】IMD 【途中辞退】 【WL】 【不合格校】 【年齢・性別】 32才 男 【職歴】メーカー エンジニア7年 【私費/派遣】派遣 【最終学歴】慶應義塾大学大学院理工学部 【GPA】 3.7/3.9 (学部/院) 【TOEFL】 【GMAT】 【海外経験】 小学校1〜3年サウジアラビア(日本人学校のため英語は全く)、海外旅行50カ国 【コメント】準備期間が短い中で絶望からのスタートでしたが、最大のパフォーマンスが出るよう努力しました。 ■ なぜ今MBA? 本 業とは別に全く新しいコンセプトの商品をゼロから考え・机の下で作り・社内を巻き込み・商品化した経験を通し、この会社や日本には素晴らしい技術、人、ア イデアがたくさん埋もれていることを知りました。それらを繋げてイノベーションを起こしたく、技術・顧客・ビジネスの視点を持ち、組織を越えてリーダー シップを発揮できる人間が重要だと感じました。私に足りていないのは日本だけではなくグローバルな顧客ニーズを知ること、技術だけではなくマーケティング や経営戦略などのビジネス知識、チームだけではなく組織を変えるリーダーシップを得ること、と考え、MBAが最適だと考えました。 ■ スケジュール・費用 2012年8月末 社内選考合格。志望校本格調査。 2012年9月 TOEFL初受験(オンライン模擬試験)55点でショックを受け予備校へ。 (TOEIC800点中盤で、換算表より90点程度と取れるだろうと余裕に思っていた) 2012年10月 〜12月 TOEFL(10点/月順調にup)と気持ちGMAT勉強 。 2012年1月 Essay考え始める。TOEFLこのまま100点突破かと思いきや90点で壁にあたる。 GMATは諦める。 2012年2月 出願書類準備 2012年3月 出願書類準備。TOEFL壁越える目途がたつ。IE試験。IMD出願。 2012年4月 IE出願。IMDに出願直後にGMATが低すぎて受かる確率は少ないと言われ猛勉強。一発勝負でIMDの必要最低限の点ぴったり取る 2012年5月 GWにCampus Visit。電話で選考通過を聞きIMD面接、メールで選考通過を聞きIE面接。 2012年6月 IMD, IE合格 費用は、TOEFL・GMAT試験20万、エッセイ25万、予備校20万、Campus Visit 20万、受験料(シンガポール渡航費含む)15万くらい。 ■ 予備校選び TOEFL R/Lは自力 TOEFL W/SはAGOS。 このサイトも分かりやすくオンライン教材購入→https://www.notefull.com/ GMAT verbal AGOS Essay ネットで見つけた元日本のGMAT予備校で教えていたアメリカ人 面接準備 格安のSkype英会話。(←質問を棒読みしてもらうだけなので英語での表現に慣れるにはいいが、お金があるならばカウンセラーにちゃんと見てもらった方が良い) ■ レジュメ 目を惹くネタは多かったので、インターフェースの「日本人のためのMBAエッセイ、インタビュー対策」を読みながら羅列したのみ。先輩に英語だけチェックしてもらう。 ■ TOEFL ★ 受けたことない方はすぐに予備校の無料テストもしくはTOEFLオンラインテスト(有料)を受けて実力を把握した方が良い。TOEIC860点= TOEFL ibt100点という換算表は日本育ちには絶対嘘!TOEFL ibt100点取っている日本育ちの人はTOEIC960点くらい取っている。 [弱点分析とそれに応じた練習] R [弱点] 速読が弱い [対策] ファイナンシャルタイムズなどで1分間に読める行数をストップウォッチで測り、どんどん行 数が増えて中身が頭に入ってくるようになる練習 →27 L [弱点] 弱音や連結音が聞きとれない。 [対策] 面倒くさいがディクテーション。→25 W テンプレートを覚える。ミスを無くす。→27 S テンプレートと時間配分を覚える。 口を大きく開き表情もつけ、やや大げさ目に話す。 口語ではなくアカデミックな単語を使う。 毎日ニュースを英語で聞き、その場で要約して話す →24 S/W: [弱点] ネタがぱっと思い浮かばない [対策] 賢い回答をしようとして悩んだがロジックが通っていれば小学生のよう発想で良い。都市と 郊外どちらが子供によって良いかと聞かれたら、図書館がデカいので都市が良い、何故なら・・、 と幼稚な内容でも良い。格好つけて示唆に富んだ回答を考えようとて時間を使わない 全体: 単語力不足。TOEFL3800をLEVEL3までしっかり覚える ■ GMAT 10 月にAGOSでVerbalを受けたが当時はTOEFLもひどい点で、意味不明のまま終了。Quantitativeは理系だったので数学の基本英単語だ け覚えたのみ。IMDに低スコアで出願した翌日にこのままでは合格率が極めて低いのですぐに受け直した方が良いとメールが来る。 VerbalでRCは1つの文章だけしっかりやり残り3つは切り捨て、その分を時間かければ解けるCRに割り当て、SCは一週間徹底的にオフィシャルガイドをやりコツを掴み、IMDに最低限必要なスコアを確保。 IEはIEテストを受験。知能指数を測るようなパズルとグラフを読み取るような内容で上位15%に。対策はできない。 ■ エッセイ 仕事や課外活動での実績が多く、またその経験を通して次はもっとこうしたいという気持ちが強かったので、ここが勝負と最も金と時間を投入。 まずは、Why MBA, Why ** school, Your long/short career planの筋を通し、ロジカルにエモーショナルにシンプルにエッセイに落とし込みました。 ■ 推薦状 エンジニア部門の上司からマネジメント視点で、 仕事で深く関わった企画のリーダー(MBAホルダー)からビジネス視点で、 お願いしました。念のためカウンセラーに見てもらうと具体事例が弱すぎるとダメだしを受け、 土壇場で推薦者と一緒にエピソードを盛り込みました。 早めに行わないと、自分のエッセイや出願準備と推薦状の相談が同時進行となり負担が大きくなります。 ■ 志望校選定 社費留学は一年間のみ。当初は技術と経営の中間である領域を受けようとしていたが(CMUのProduct Development)、中途半端になりそうで経営に集中しようとMBAを目指す。 ★一年制のMBAは非常に少ない。AGOSの内部ページに一年制のMBA一覧があってそれを重宝。 (下記個人的感想で、かなり語弊があるのでしっかりご自分の目で確認してください) [米国] Sloan SchoolなどEMBAに近いもの→勤務年数が8〜10年以上 超有名校(Kelloggなど)→バックグラウンドが必要 その他→一年制MBAの存在感が薄く、学生は日中韓がほとんどで興醒め。 [欧州] LBS (Sloan):金融系 INSEAD:コンサル系 IMD:製造業ジェネラルマネジメント IE:アントレプレナーシップ →自分の目的からIMDとIEに絞る。 → 経営者になりたいというより、アイデアを形にしてビジネスにしたいという気持ちが強く、それはすなわちアントレプレナーシップと同義であることに気付き IEを選ぶ。手厚くて面倒見の良いIMDよりも、自由度の高い中で自主的に活路を見出していくIEのほうが自分に合っているという感覚もあった。 ■ インタビュー [IMD] 最 もユニークでキツかった。シンガポールへ行き、丸一日インタビュー+紙一枚渡されその会社が何をすべきか各自プレゼン+さらに紙が渡されライバル社を買収 すべきかどうかチームディスカッション+事前に与えられたケースのディスカッション+資料が追加されチーム毎に分かれ事業提案。メンバーは誰でも知ってい る超有名企業もしくはベンチャーやファミリービジネス経営者などで、インド・中国・台湾・日本人など大変優秀な8名。グループディスカッションは一言も発 せないこともあり、本気で凹む。それと同時にしっかりとプログラムの練られた学校だと実感した。 事前に+αでやっておくべきお薦めは下記二点。 1.IMDの日本人に話を聞いたり(本当に助かりました)、gmatclubなどの掲示板を見たりして内容を事前に把握する 2.ケーススタディとは何でどういうポイントで読んでどういうことが聞かれるのか本など読み知っておく [IE] ・基本的な質問内容をきっちりと自分の言葉で語れるようにすること ・どんな内容の質問がきても、ゆっくりとはっきりと途絶えることなく回答できるようにすること の二点は入念に準備。 ■ その他提出書類 ■ アプリ提出後 IMD、IEなどCampus visit。(エッセイ書く前に行くのがBest) ■ その他役立つ情報 Campus visit > Alumni訪問 > 学校説明会 > Web調査 の順でお薦めです。 Campus visitは、 ・自分がそこで勉強する日を想像できる アドミッション、現役の学生、他の志願者と会い、その学校が自分に合っているかどうか、直感的に分かる。 ・アドミッションに自分をアピールできる 遠くまで実際に訪れたことは少なからず熱意が伝わるし、自分を売り込めるチャンス。(選考とは関係ないとは言うけれど、個人的にはプラスになったと思っています) ・エッセイや面接で表向きの言葉だけでなく詳細まで語れるネタが手に入る 例えば、アントレに強いと言うが、どう強いのかを現役の学生から生で聞け、具体例を交えて説明できるようになった ■ 受験を振り返って MBAって超聖水だと思います。ただの水なのですが、それを取りに行くまでの道のりが本当に辛い。 私は精神論としては、 “三つのド”で乗り越えました。ドリームを描き信じ続けること、ドキョウ(度胸)をつけ英語で積極的に切り込んでいくこと、そして最後に言わずと知れたドリョク(努力)し続けること。 数年後に超聖水を持って乾杯しましょう! ※超聖水(Wikipediaより) カリン塔を自力で登りきったものに与えられる己の力を何倍にもする仙人の水という伝承だったが、実はただの水。力が何倍にもなるというのは、カリン塔を預かるカリン様との超聖水争奪戦により自然に養われる修行の成果のことだった。(ドラゴンボール) |